今永昇太 初ヤンキース戦7回1失点の好投で6勝目、圧巻の投球術でジャッジから2K 鈴木は2安打 好走塁で今永を援護
■MLB ヤンキース1ー4カブス(日本時間14日、ヤンキースタジアム)カブスの今永昇太(31)が敵地でのヤンキース戦に今季12度目の先発、7回、91球を投げて、被安打2(1本塁打)、奪三振6、四死球1、失点1(自責点1)と好投。A.ジャッジ(33)から2三振を奪うなど7回1失点で6勝目。“3番・ライト”でスタメン出場した鈴木誠也(30)は5打数2安打と3試合ぶりのマルチヒットをマーク、打点はなかった。オールスター前最後の先発となった今永、前回9日のツインズ戦では6回2失点も打線の援護に恵まれずに敗戦投手になった。メジャー初となるヤンキースタジアムで名門ヤンキースと初対戦となった。今永がマウンドに上がる前の1回表、キャリア初の1番に入ったM.ブッシュ(27)がメジャー初の先頭打者弾となる19号で先制点を奪い、今永を援護した。初のヤンキースタジアムのマウンドに立った今永、1回、昨季まで同地区のカージナルスに所属していた1番・P.ゴールドシュミット(37)を内角低めのスプリットで空振り三振、2番は昨季までチームメイトだったC.ベリンジャー(30)、カウント3ー1とボールが先行したが、ストレートでセンターフライと2死を奪った。迎えるはリーグ2位、35本塁打の3番・A.ジャッジ(33)、2球連続で内角低めへのスイーパーで空振りを奪うと、3球目は外角低めへのスプリットで3球三振、今永は表情を崩さず冷静にベンチへ戻ってきた。2回、4番・G.スタントン(35)にはカウント2ー2と追い込んでからスプリットが高めに浮くと、完璧に弾き返されて、右中間スタンドへ4号同点ソロを浴びた。5番・J.チゾムJr(27)はストレートの四球、無死1塁でさらに6番・J.ドミンゲス(22)にも3ボールとスタントンの一発から7球連続ボールと今永がコントロールを乱した。ドミンゲスの打席で1塁走者のチゾムJrが盗塁を仕掛けたが、キャッチャーのC.ケリー(31)が2塁へ好送球で盗塁を阻止、今永を助けた。ドミンゲスはフルカウントから内角低めのストレートで見逃し三振、7番・A.ボルピー(24)はストレートでレフトファウルフライと力でねじ伏せて立ち直った。4回、1死走者なしから3番・ジャッジと2度目の対戦、1球目は内角高めのストレートでストライクを取ると、カウント1-1から高めのストレートでファウル。そして、最後は外角低めコースギリギリのスプリットで見逃し三振、ジャッジを2打席連続三振に抑えた。続くは前の打席でホームランを打たれた5番・スタントン、カウント2ー2から内角高めのストレートで2者連続の見逃し三振と好投を見せた。1対1で迎えた5回も3者凡退に抑えた今永、ここまでゴロアウトが1つ、フライアウトが7つ、三振が6個、盗塁死が1つと名門ヤンキース相手でも今永らしいフライアウトを重ねていった。6回には先頭のC.ケリーがレフト線へのツーベースでチャンスメイク、1死三塁で7番・D.スワンソン(31)がヤンキース2人目、I.ハミルトン(30)から16号の勝ち越しツーラン、今永に得点をプレゼントした。得点をとってもらったその裏、8番・ウェルズには1球目、この日初めてカーブを投げると、2球目もこの日初めてのシンカー、それを捉えられてライト前ヒットを許した。1死一塁で1番・ゴールドシュミットはスプリットを引っかけさせてサードゴロ併殺打、この試合初めて先頭に出塁を許したが、無失点に抑えた。7回には2死走者なしから3番・鈴木が右中間へツーベースで出塁、続く4番・P.クロウ=アームストロング(23)がセカンド内野安打、この打球で鈴木は一気にホームを狙う好走塁で追加点をあげた。7回、1死走者なしで3番・ジャッジと3度目の対戦。1球目は68マイル(109キロ)のカーブから入った。そして、カウント2ー2から内角低めのスプリットで自分のスイングをさせずにショートゴロ、そして、5番・スタントンは渾身のストレートでライトフライ、今永は打ち取った瞬間にマウンド上で大きな声で吠えた。今永は7回、91球を投げて、被安打2(1本塁打)、奪三振6、四死球1、失点1(自責点1)、初のヤンキース戦で好投を見せて今季6勝目を手にした。
今永昇太 6回2失点も3敗目、1回ストライクゾーンにボールが集まり失点 その後はしっかり修正 今永らしく18アウトでフライが12個
山本由伸 7回8K1失点、自己最多8勝目の権利を得て降板、4回以降はパーフェクト 大谷は3試合ぶりの30号で援護
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